Webプログラマ:反応がダイレクトに返ってくるのが楽しい
Webプログラマは,Webシステムを設計し,JavaやPerl,PHPなどのプログラミング言語を使って,設計通りに動くプログラムを開発する仕事である。GoogleやAmazonのような多数のユーザーが利用する大規模なものから,企業の部署で利用する小さなものまで,開発するシステムの規模は様々。だが,開発の最先端でプログラムを生み出す仕事というのは共通している。
仕事の考え方は「受託」と「自社」で異なる
はてなは「はてなダイアリー」「はてなブックマーク」などのWebサービスを自社で開発,運用する企業である。このはてなで,最高技術責任者(CTO)として開発部門を率いつつ,自らもWebプログラマとしてはてなのシステムを開発しているのが伊藤 直也氏だ。
Webプログラマの仕事は,「受託開発」と「自社開発」でかなり異なる。一般に,顧客の要望を受けてサービスを作る開発形態を「受託開発」や「システムインテグレーション(SI)」という。顧客の要望通りに動作するシステムを開発し,その対価として開発費を得る。
これに対して,誰かの要望ではなく,自社で使うサービスを開発する場合を「自社開発」と呼ぶ。「Webプログラマになると一言でいっても,その仕事の考え方は,受託開発なのか,自社開発なのかでだいぶ違います。まず,そこをきちんと区別してほしい」(伊藤氏)。
このどちらに魅力を感じるかについて,伊藤氏は「誰かを喜ばせることだけで100%満足できるか,それとも自分が作りたいものがあって,それで自己顕示したい欲求かあるか」が分かれ目になると考えている。現在のはてなでの開発は,基本的には自社開発のみ。過去には受託開発をしたこともあったが,現在はしていない。
Webプログラマ:反応がダイレクトに返ってくるのが楽しい - IT業界の職種・仕事が分かる!ITのキャリアプラ...:selfup
selfupの「IT業界の職種・仕事が分かる!ITのキャリアプラン50」にて、Webプログラマとしてはてな執行役員・CTOの伊藤直也(id:naoya)のインタビューが掲載されました。