はてなが目指す「世界標準」 (1/2)
日本の小さなベンチャー・はてなが、本気で世界標準を目指している。自社サービスを標準化することが、ユーザーに対する責任であり、会社の繁栄への道でもあるという。ITmedia News:はてなが目指す「世界標準」 (1/2)
はてなが目指す「世界標準」 (2/2)
世界標準という白紙
白い紙と、罫線いっぱいで項目入りの紙を渡されたら、前者を選ぶタイプ――近藤社長はこんな風に自己分析する。
「まっさらな紙に好きなこと何でも書いていいと言われたら『何書こうかな』と楽しくなる。びっしり線が入ってて、日付、今日のできごと、時間……と並んでる紙は、意思を持った人に何かを強要されている気がしてすごく嫌。書く気が失せる」
はてなが開発するサービスの多くは、自由度が高くてユーザーを縛らない。「道具は汎用的に作って、どう使うかに遊びを持たせたい」から、APIも公開し、ユーザーに“遊んで”もらおうとする。創造性を縛る枠はできる限り取り払い、サービスの可能性を広げていく。ITmedia News:はてなが目指す「世界標準」 (2/2)
はてな近藤社長「Web2.0はラベルに過ぎない」
「世の中的には、はてなは“Web2.0企業”ってなってるらしいですね。どこでそうなったのか分からないけど」――はてなの近藤淳也社長は、他人事のようにつぶやく。
同社は、Web2.0を語ったベストセラー書籍「ウェブ進化論」(梅田望夫著)で紹介されるなどし、一気に「Web2.0型企業」として認知されるようになった。Web2.0に関するインタビュー申し込みも多いという。ITmedia News:はてな近藤社長「Web2.0はラベルに過ぎない」
社内に掘りごたつ――はてなの“変”が進化中
オフィスも“変さ”を増した。4月末、社内に掘りごたつを構築。畳に座って仕事できるようにした。その頭上には、社長手作りのロフトベッドも装備。「これで、人に寝顔を見られないで昼寝できる」と、社長は嬉しそうに語る。ITmedia News:社内に掘りごたつ――はてなの“変”が進化中
ITmediaニュースにて、はてな代表・近藤淳也(d:id:jkondo)のインタビューが前後編で掲載されました。今後のはてなの展開、サービスを前進させる取り組みなどについて、現在、近藤が考えている「はてなの今と未来」を語っています。
また、Web2.0に関する近藤の考察や、はてな社内に掘りごたつが出現し、「変さ」が加速している模様なども記事になりました。
執筆は全てITmedia記者、岡田有花氏が担当しています。
また、下記ページよりインタビューの音声もお聴きいただけます。