ベンチャーや中小企業が集積する「京都リサーチパーク」(KRP、京都市中京区)が今月、開所から四半世紀を迎えた。「京都の新産業創出を」との呼び声で集まったKRPは、25年で約340社、約4千人が集う一つの「まち」に成長した。一般にあまりなじみがないと言われるが、「ケイアールピー」ってどんな場所?
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インターネットサービス会社の「はてな」(中京区)もここからスタートした。当初は本業がうまくいかず、KRP内を営業に回って仕事をもらうことで何とかしのいでいた。「KRPの担当者が本気で相談に乗ってくれ、飲み会にもよく呼んでもらった。」人間的な支援を受けた」。創業者で会長の近藤淳也さん(38)は感謝の言葉を口にした。
京都新聞