社会心理学から分析するネット･コミュニケーションの最新形 なぜブログは書かれ、読まれるのか？
著者である4名の社会心理学者は1997年、2004年と2度に渡りウェブログに関する調査をおこない、長期にわたってウェブログ研究を続けています。本書は、心理学者の視点からインターネットにおけるウェブログの位置付けをおこない、ウェブログの変遷、ウェブログの現状と未来の展望、ウェブログの特性や問題点、可能性について分析・紹介しています。また、附録としてウェブログをより理解するためのアドバイスやインターネット、ウェブログにまつわる詳細な歴史をまとめた年表、さらにこれまでに多方面で発信されたウェブログ関連記事や論文のリストが紹介されています。
本書の中では、はてなダイアリーがブログツールの日本への普及以前に出来た、高いコミュニティ性を持つ日本オリジナルのウェブログとして紹介されています。またはてなアンテナについても、ウェブ上に簡単に設置でき、ウェブ日記を効率的に巡回できるサービスによって、ウェブログの読み手や書き手が新たにつながっていく仕組みとしてユーザーに貢献したことなどが触れられています。
