はてなのCTO、id:motemen(大坪弘尚)からのメッセージです。
2008年、私がはてなに新卒で入社したとき、はてなは自社サービスだけを展開している会社でした。いわゆるWeb 2.0の潮流のひとつで、多くのUGC ※ サービスを、当時はオンプレミスのサーバに、内製フレームワークで作って展開していました。
10年後の今では、はてなブックマーク・はてなブログというBtoCサービスのみならず、BtoBサービスのはてなブログMedia、まったく新しいSaaSサービスのMackerel、受託サービスとして展開しているGigaViewerなど、大きく手を広げています。その変革のなかで、技術的にもクラウドへの移行や、技術スタックの多様化を進めてきました。※(User Generated Contents:インターネットを利用してユーザーが投稿したコンテンツ)
事業や技術は大きく広がる方に様変わりしていますが、そんな中でもはてなは一貫して「知る」「つながる」「表現する」をテーマに価値を作り出そうとしてきました。自分たち自身もユーザーであるサービスやアプリに対して、いちエンジニアとして関わる以上にオーナーシップを持って取り組むこと、そしてその過程で得た知識や考えをオープンな態度で開示していくこと。そうしたエンジニアの所作がこれまでのはてなを形づくってきたので、これからも大切にしていてほしいと考えています。
はてなはこれまで、新しい体験を提供すること、そしてよりよいインターネットを実現するために取り組んできました。人々の生活にとってインターネットがより密接なものとなり、生活の一部となっているいま、人間と情報の関わり方には新たなアプローチが可能であるし、必要なはずです。自社サービスから始まり、これまでの技術的なアセットを元手に、はてなは新しい展開を広げていきました。技術によってインターネットと人々の生活を豊かにする、そしてそれを持続可能なかたちで開発しつづけていくこと、それが私たちエンジニアにできる、一番善いことであると考えています。
はてなでは、技術でインターネットをよりよくしていきたいエンジニアをいつでもお待ちしております。