はてなサマーインターンは、Webエンジニアとして働くことに興味を持っている学生のためのインターンシップで、2008年から毎年夏に開催されています。Webエンジニアとしての必要な技術を身につけるだけにとどまらず、実際のはてなのサービスのコードを書いて機能をリリースしたり、サービスの改善につながるような基礎技術の研究開発を通じて、はてなの技術や働き方を学ぶことができます。
実際のサービスにコミットしてもらうには、社員エンジニアと同等の品質のコードが求められます。このため、カリキュラムのはじめの7日間で、はてなのWebサービスを開発するのに必要な技術を習得するトレーニングを行います。トレーニングは、社員エンジニアがメンターにつき、講義、課題、GitHub Enterpriseを用いたコードレビューを毎日行うなど、密度の濃いプログラムとなっています。
トレーニングが終わると各コースに分かれたカリキュラムを実施します。コースごとのカリキュラムの内容は下記のようになっています。いずれかのコースを選択してお申し込みください。
「はてなブログ」の機能開発を通じて、ユーザー向けWebサービスの企画・開発に取り組むコースです。はてなブログ開発チームに参加し、実際と同様の開発フローに基づいて、ユーザーに提供される機能を開発、リリースするまでを体験してもらいます。多くのユーザーを抱えるWebサービスならではの開発に挑戦していただきます。PerlやJavaScriptを用いて開発に取り組みます。
iOSアプリ「はてなブログ」の開発に取り組むコースです。このコースではSwift言語とiOSアプリ開発についての講義を受講した後、アプリの機能開発を行います。iOSアプリ「はてなブログ」はその全てがSwiftによって開発されており、現場レベルでの実践的なSwiftを学習できます。
またスクラムを取り入れたチーム開発と、CIサーバを活用して自動化された開発環境下で、最新のスマートフォンアプリ開発を体験できます。
集英社が運営し、はてなで開発を担当しているWebマンガ投稿サービス「少年ジャンプルーキー」の開発に取り組むコースです。Webマンガの快適な閲覧やプロ漫画家デビューの支援となる機能を考え、サービスへの実装に挑戦します。このコースではPerlとTypeScriptを用いて開発します。スクラム形式をベースとした開発フローを採用しています。
クラウドサーバ管理システムである「Mackerel」の開発に取り組むコースです。システムを構成するサーバの管理や状況の可視化、監視、あるいは、アプリケーションのデプロイなどの、いわゆるDevOpsを支援する新しい機能を考え、Mackerelへの実装に挑戦します。特にこのコースでははてなでも最近導入されたScalaを用いて開発します。スクラム形式の開発フローも体験できます。
企業ブランドを毀損するサイトへの広告掲載を阻止する、アドベリフィケーションサービス「BrandSafe はてな」をはじめとした、はてなのアドテクノロジー関連事業の開発に取り組むコースです。広告主とインターネットユーザーをより良いかたちで引き合わせることを支援する事業領域にて、その改善に取り組んでいただきます。
はてなの10年以上のサービス運営によって蓄積されたコンテンツや技術的ノウハウも活用しつつ挑戦していく、エンジニアリング的なおもしろさを体験できます。主にPerlを用いて開発に取り組みます。
大規模システムコースでは、はてなブログやはてなブックマークなど、大規模なWebサービスを支える数千台のサーバからなるシステム上で、実際にサービスの改善につながる基盤技術の開発・研究にチャレンジしていただきます。取り組む内容は、データベースやネットワーク、クラウド基盤など、実際のサービスに関わる技術から個別に相談の上、決定します。
トレーニング課程では、講義と課題を通してWebエンジニアとしての基礎を身につけます。サービス開発・研究課程ではそれらの技術を用いて、はてなブログやMackerelなど、はてなが実際に運用しているサービスの開発に携わってもらいます。詳細については過去のインターンレポートもご覧ください。
※学業などの都合で、事前課題への取り組みが難しかったり、期間の一部に参加できなかったりする場合は相談に応じます。 応募フォームの自由記述欄からお知らせください。事前課題は2,3日程度とりくめば解ける分量です。
株式会社はてな 京都本社(京都市中京区)
※インターンシップの単位認定をサポートいたします。各高専・大学・大学院の教務課に申請書類を確認の上、ご持参ください。
10〜12名
2015年6月29日(月)正午(日本標準時)
2015年6月29日(月)正午(日本標準時)をもって応募を締め切りました。多数のご応募ありがとうございます