レポート

はてなリモートインターンシップ2020のレポートです。
今年は一週間のカリキュラムを8/24(月)~8/28(金)、9/7(月)~9/11(金)の間に2回開催しました。

1日目

講義・歓迎会

インターン初日はオリエンテーションを行ったあと、オンラインで講義を行いました。課題は講義とともに公開しています。夜は社長やサービスシステム開発本部長も参加する歓迎会。 個性豊かな自己紹介パートで盛り上がりました。

インターン生の声

id:pytwbf201830
マイクロサービスの概念,必要性の説明が分かりやすかった.自分の中では「モノリスから切り出してシステムを管理しやすくする」程度の理解だったので,システム設計,組織設計という側面からの話が非常に興味深かった.

id:cha-shu00
懇親会や歓迎会などオンラインでの交流イベントがたくさんあって楽しかったです. はてな最高!!

id:mkizka
とても勉強になる講義でした。各講義に実践的な内容が設けられていて、講義を聞くだけでなく手を動かすことでより集中して取り組むことが出来たと思います。特にDockerの問題の最後の問題は解けませんでしたが、解説を聴いてCTFという分野にも興味を持つ事ができ良かったです。ありがとうございました。



2〜4日目

課題

3日かけて課題に取り組んでもらいました。

課題はKubernetes上に構築されたブログシステムを題材としました。ブログシステムはマイクロサービスとして設計されていて、メインであるブログサービスに加えて、アカウントサービスがあります。

Markdownなどで記事を書けるように、ブログシステムに「記法変換サービス」を追加するのがインターンの課題です。発展的な課題として、リンク先のページタイトルを自動的に取得して、リンクテキストに設定する機能も開発してもらいました。さらにインターン生それぞれに、独自の記法も実装してもらっています。

課題は講義とともに公開しています。ぜひチャレンジしてみてください。

課題の期間は、インターン生2人にメンターが1人ついています。Discordのボイスチャンネルでいつでも相談できるようにしていました。実装について悩んだり、どのように設計したらいいか迷ったときに、しっかりと相談してくれていたようです。メンターの方からもときどき様子を伺って、困っていないか確認したり、アドバイスを行っています。

経験を積んだメンターに相談しながら歯応えのある課題に取り組むこの3日間は、大変だったかもしれませんが、今後の糧になったのではないでしょうか。


インターン生の声

id:peaceiris
定期的に進捗確認をしてくれたので、そのタイミングを使っての質問・相談が始めやすかった。世の中にある実際のサービスから具体例を挙げて説明してもらえたので理解の助けになった。Pull-request のレビューでは発展的な改善の提案をヒント付きでもらえたことで、修正に取り組みやすかったし、そこから新たな学びがあった。

id:w_haibara
インターン終了後も引き続き取り組んでいけるような、最高のおもちゃだと思います!

id:namachan10777
頻繁に声掛けしていただいたので進捗状況の共有がうまくいっているように感じた。Scrapboxを活用したコミュニケーションも、後から見返しやすく良かった。



最終日

成果発表会と表彰式(送別会)

成果発表会の様子
成果発表会の資料会場(Scrapbox)

いよいよ最終日はこれまで取り組んでもらった成果発表の日。Kubernetes上に構築されたブログシステムに、各自が研究・開発した機能を、社長やはてなスタッフの前でプレゼンテーションしてもらいました。

オンライン開催のため発表はZoomを使い、各発表の資料会場としてScrapboxを用意しました。オーディエンスのはてなスタッフやインターン生から、Scrapboxにものすごい流速でコメントがついて行きます。 発表に際し、今回ははてなのエンジニアバリューズを元に、おもしろ賞、プロダクト賞、技術賞の3賞を用意。表彰式兼送別会では、CTOやサービスシステム開発本部長など各プレゼンターより、賞品のAmazonギフトカードが授与されました。





総評

id:motemen

CTO motemenからのコメント

はてなのインターンでは、「10年後の自分をつくる」をテーマに全体を設計しています。一週間のカリキュラムを十分に役立ててもらうために、インターンのみなさんには、講義を受け、課題を解くというだけではなく、コミュニケーションや、アウトプットすることを意識してもらいました。短い期間でしたが、最終日には意外なほどにインターン生それぞれの個性の出る発表がおこなわれ、それぞれに何かを学んでもらえたのではないかと感じています。感想ブログもみんな書いてくれてありがとう!

id:cockscomb

講義・課題作成統括
チーフエンジニア cockscombからのコメント

インターンシップのカリキュラムを作るとき、インターン生がどういう風に課題に取り組むのか、ある程度の想定があります。しかし実際に参加したインターン生たちは、その想定を飛び越えて、思ってもみなかったオリジナリティを発揮し、期待を上回るクオリティを達成していました。インターン生それぞれが違った興味を持っていて、内発的なモチベーションに駆動されて課題に取り組む熱量には、大変な刺激を受けました。

今後も@hatenatechでははてなの技術情報や採用情報など、幅広く情報を発信していきます。